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- すぐに汚れるお風呂の床の、簡単な掃除方法を知りたい!
- 色んなおすすめがあるけど、結局どれがお風呂の床に最適な洗剤なの?
- 手軽にお風呂の床を綺麗にできる方法を教えて!
お風呂の床は浴室の中でも汚れやすい場所です。ちょっとくらい…と放っておくと、あっという間に汚れが蓄積され、取れにくい汚れとなります。
この記事では、汚れが蓄積されたお風呂の床の簡単な掃除方法と最適な洗剤をお伝えします。
この記事を参考にお風呂の床を掃除すると、無駄なく簡単に綺麗になるので、ぜひお試しくださいね。
お風呂の床の汚れの正体
お風呂の床の汚れの正体は、大きく分けて以下の4つです。
- 皮脂
- 水垢
- カビ
- 石鹸カス
汚れの性質が違うため、汚れにあった洗剤を使います。
ではどんな汚れがどのよう性質を持っているのか、お伝えいたします。
黒ずみは皮脂・黒カビ
お風呂でよく見かける黒ずみは、皮脂汚れや黒カビです。皮脂汚れや黒カビは、酸性汚れなのでアルカリ性の洗剤、重曹やオキシクリーンなどの洗剤で落とせます。
特徴
皮脂汚れは体を洗うことで、石鹸やホコリと混ざり合い必ず出る汚れです。皮脂汚れ自体は人体に影響はありませんが、黒カビ発生の餌になります。
黒カビは湿気が溜まりやすく、皮脂汚れがある場所に繁殖。黒カビが体内に入ることで、気管支喘息や鼻炎などアレルギーの原因になります。
黒カビはアレルギーの原因になるので、早いうちに撃退しましょう。
» お風呂のカビ取りに効果的な掃除方法
» お風呂の皮脂汚れの性質と効果的な落とし方
ピンクぬめりは酵母菌
ピンクぬめりはロドトルラという酵母菌で、カビと同じく酸性の汚れです。皮脂汚れ・黒カビと同じくアルカリ性の洗剤、重曹やオキシクリーンなどで落とせます。
特徴
洗剤に強く水があれば繁殖し、繁殖スピードも早いです。ロドトルラ単体では人体への影響はありませんが、カビの温床となります。
» お風呂のピンクカビの原因と落とし方
白い汚れは水垢・石鹸カス
白い汚れは水垢や石鹸カスで、アルカリ性の汚れです。酸性の洗剤、クエン酸で落とせます。
特徴
水垢は水道水に含まれるカルシウムやマグネシウムのミネラル分に、シャンプーなどの石鹸が混ざり、水が蒸発したことで白っぽく残ります。
水垢や石鹸カス自体が人体へ及ぼす影響はありませんが、蓄積すると汚れが落ちにくいです。
» お風呂の石鹸カスの掃除方法と洗剤
お風呂の床の汚れ別おすすめ洗剤
お風呂の床の汚れには、アルカリ性と酸性の汚れがあり、性質が逆の洗剤で中和して落とすことが簡単にきれいにするポイントです!
酸性の汚れ | アルカリ性の洗剤 |
皮脂 黒カビ ピンクぬめり | 重曹 セスキ炭酸ソーダ 過炭酸ナトリウム オキシクリーン |
アルカリ性の汚れ | 酸性の洗剤 |
石鹸カス 水垢 | クエン酸 |
酸性汚れにはアルカリ性の洗剤
アルカリ性の洗剤は以下の通りです。
- 重曹
- セスキ炭酸ソーダー
- 過炭酸ナトリウム
- オキシクリーン
全てアルカリ性なので、酸性の汚れに使うと汚れが落ちます。ただそれぞれ洗剤の特徴が違うので、特性を活かした使い方をすることが大切です。
同じアルカリ性でも特性を活かし、適切な使い方をすると汚れが落ちやすくなります。
重曹
弱アルカリ性で、熱を加えることでアルカリ度が強くなります。水に溶けにくいのでペースト状にして、研磨剤としても粒子が細かく傷を付けずに使用可能です。ペースト状は垂れないので、壁を磨くのにも適しています。
セスキ炭酸ソーダ
重曹よりもアルカリ度が高く、水に溶けやすいので、セスキ炭酸ソーダ水にすると使いやすいです。酸性の臭いを中和し消臭効果もあります。
重曹・セスキ炭酸ソーダは人にも環境にも優しい洗剤です。
部分的な酸性の汚れ(皮脂汚れ)を落とすには、重曹・セスキ炭酸ソーダを使うのがオススメです。
過炭酸ナトリウム
重曹・セスキ炭酸ソーダよりも強力なアルカリ性です。お湯に溶かすことで漂白・消臭・除菌の効果を発揮します。
オキシクリーン
過炭酸ナトリウムが主な成分として使われているので、特徴はほぼ同じです。ただ界面活性剤を含んでいるので、さらに洗浄力があります。
過炭酸ナトリウムとオキシクリーンは、酸素系漂白剤で酸素の力で汚れを落とすので、環境への負担が少ない洗剤です。
アルカリ性の汚れには酸性の洗剤
酸性の洗剤は以下の通りです。
- クエン酸
- サンポール
酸性の洗剤はアルカリ性ほど種類がなく、有名なものはクエン酸とサンポールです。
クエン酸
とても強い酸性洗剤です。揮発性がないので、無臭で防菌効果が期待できます。また天然成分で環境に優しく人体への影響も少ないので、サプリメント・食品添加物・美容グッズにも使われています。
使用してはいけない素材:大理石のような石材・鉄などの金属・コンクリート
サンポール
塩酸が配合されてた酸性の洗剤で、除菌効果も抜群な尿石に特化したトイレ用洗剤です。塩酸が95%配合されており、臭いがきつく、十分な換気をしないと危険です。
同じ酸性洗剤でもサンポールは、トイレの便器に特化して作られているので、お風呂の床のアルカリ性汚れの水垢には、天然成分で安全性の高いクエン酸を使うのが良いです。
注意点
酸性の洗剤は塩素系漂白剤と混ぜると、有毒ガスが発生し、命にも関わるので絶対に一緒に使用しないでください。
しつこいカビには塩素系漂白剤
黒カビやピンクぬめりは酸性の汚れなので、アルカリ性で落ちますが、それでも落ちないカビはしつこいカビ汚れなので、塩素系漂白剤を使ってカビを撃退しましょう。
塩素系漂白剤はオキシクリーンなどの酸素系漂白剤よりも漂白力が強く、殺菌力もあります。
お風呂の床の掃除方法
汚れがたまったお風呂の床を掃除するのは手間だと感じますが、もっとも手軽で簡単にきれいになる掃除方法をお伝えします。
お風呂の床はオキシクリーンでリセット
お風呂の床そうじにはオキシクリーンで、オキシ漬けが一番手軽で簡単にきれいになります。
オキシクリーンとは、漂白・消臭・除菌でき酸素系漂白剤です。
コストコのものが有名でSNSやテレビで紹介されていますよね。衣類用として販売されていますが、お風呂の床にも使えます。
いろいろな洗剤がありますが、お風呂の床には『オキシ漬け』と覚えてくださいね。
準備する物は以下の通りです。
- オキシクリーン
- ビニール袋(排水溝が塞がるくらいのもの)
- ブラシ
- 使い捨て手袋(なくても大丈夫です)
オキシクリーンはアルカリ性が強く、手荒れ防止のため使い手袋を用意しています。
オキシクリーンに触れない場合は大丈夫です。
今回用意したのは、100円均一のダイソーで準備できる『オキシウォシュ』です。オキシクリーンと成分はほぼ一緒で、容量が120gです。
掃除手順は以下の通りです。
- 排水溝に蓋をします
- オキシクリーンをシャワーで溶かしながらお湯をはります
- 20分〜6時間つけ置きをし、シャワーで流します
- 汚れの気になるところをブラシで擦り、完成です
Step1、排水溝に蓋をします
排水溝から水が流れてしまわないように、ビニール袋に水を入れて排水溝を塞ぎます。
ビニール袋に空気が入ると、お風呂の床にお湯を溜めた時に浮いてしまうので、空気をできるだけ抜いてビニール袋をしめるのがポイントです!
Step2、オキシクリーンをシャワーで溶かしながらお湯をはります
バケツでオキシクリーンを溶かすか、床にオキシクリーンをまきシャワーで溶かしながら、お湯を床にはります。
お湯4ℓに対して、オキシウォッシュ30g、40℃〜60℃のお湯で溶かします。
界面活性剤が入っていると写真のように泡立ち、入っていないものは泡立ちません。
Step3、20分〜6時間つけ置きをし、シャワーで流します
汚れに応じて付け置き時間を決めます。軽い場合は20分程度、ひどい場合は6時間つけおきし、しっかりシャワーで流します。私は1時間程度つけ置きをしました。
チェックポイント
6時間つけても問題ありませんが、6時間で主成分の過炭酸ナトリウムの洗浄効果がなくなります。
Step4、汚れの気になるところをブラシで擦り、完成です
シャワーを流して汚れが残っているところはブラシで擦ります。
100円均一のダイソーで購入したブラシがオススメです。
ブラシヘッドをペットボトルに付けて使うものです。ブラシヘッドが細く尖っているので、お風呂床の凹凸掃除にピッタリでした。しかもペットボトルに水を入れておくことで、水を出しながら掃除できるので便利でした!
オキシクリーンで落ちない汚れはクエン酸で掃除
オキシクリーンはアルカリ性の洗剤の中でも強力なので、落ちない汚れがある場合、他のアルカリ洗剤を使っても落ちない可能性が高いです。アルカリ性の汚れが残っているので、酸性のクエン酸を使います。
準備する物は以下の通りです。
- 粉末のクエン酸
- 水
- スプレーボトル
掃除手順は以下の通りです。
- クエン酸水を作ります。(水100gに対して、クエン酸小さじ1/2を混ぜます。)
- 汚れている部分に吹き付け、キッチンペーパーでパックします。
- 2〜3時間置き、シャワーで洗い流します。
- 気になる部分はスポンジかブラシで擦ります。
チェックポイント
水は腐るので、使う分だけのクエン酸水を作り、残ったものは捨てましょう。
お風呂の床掃除にオキシクリーンをおすすめする理由
オキシ漬けにすることで、手軽に汚れが落ちるからです。はじめにお伝えしたようにお風呂の床は、酸性とアルカリ性の汚れが混ざっています。ただ見ただけでは、どれか酸性でアルカリ性かわかりづらいです。
クエン酸は部分洗浄に適しているので、まずはお風呂の床全体をきれいにできるオキシクリーンを使って掃除をします。汚れが残った部分がアルカリ性の汚れなので、クエン酸スプレーで掃除をすれば良いので簡単です。
オキシクリーンだけできれいになる場合もあるので、その場合はオキシクリーンだけでOKです!
お風呂の汚れ具合で、使う洗剤が変わってきます。
オキシクリーンの成分
オキシクリーンの成分は主に以下です。
- 過炭酸ナトリウム
- 炭酸ナトリウム
- 界面活性剤
過炭酸ナトリウムは酸素系漂白剤で、酸素の力できれいにしてくれます。
さらにオキシクリーンには、アメリカ版と日本版(原産:中国)があります。コストコで買えるのが、アメリカ版ですね。アメリカ版と日本版との違いは、界面活性剤が入っているかどうかです。
ナチュラルクリーン志向の方は、日本版の界面活性剤が入っていないものがおすすめです。
また過炭酸ナトリウムも単体で販売もされているので、よりナチュラル志向の方は過炭酸ナトリウムをオキシクリーンのように使用しても良いと思います。
ちなみに私が使用した100円均一ダイソーのオキシウォシュは、アメリカ版オキシクリーンの成分に近いです。
洗浄力はそこまで変わらないので、お好みのものを使ってください。
重曹・セスキ炭酸ソーダとの違い
重曹と炭酸ソーダはどちらも同じアルカリ性で、お風呂の床掃除に使えます。実際に重曹と炭酸ソーダで掃除をされている方もいらっしゃいますよね。
ただお風呂の床全体をきれいにするには、オキシ漬けが一番お手軽で簡単です。
重曹は弱アルカリ性で、ちょっとした汚れには良いのですが、汚れがひどい場合には一度沸騰させアルカリ度を高めて使う必要があります。
セスキ炭酸ソーダはスプレーを吹きかけ、ラップをして数時間置き、ブラシで汚れを落とします。小さな面積ならセスキ炭酸ソーダでもいいでしょう。
同じアルカリ性でも、それぞれの特徴がわかれば状況に応じて使い分けできますよ。
お風呂床に適している理由
- 手順が簡単なこと
- 1回で全体がきれいになること
- シャワーで流すだけで汚れが落ちること
- 万が一残っていても軽くブラシ擦ればきれいになること
簡単にお風呂の床がピカピカになれば、掃除をするハードルが低くなりますよね。
またお風呂の床をオキシ漬けをしたついでに、浴槽もオキシ漬けにすると、他の小物類(イス・洗面器・おもちゃ)も一緒にオキシ漬けできます。
オキシクリーンは万能
オキシクリーンをおすすめするのは、主婦に嬉しい万能選手だからです!
万能だと言われる理由は、酸素の力で汚れを落とすため安全性が高く、使用できる素材が多いためです。また洗浄に加えて漂白・消臭にも効果を発揮し、使い方も豊富だからです。
家のいろいろな場所で使うことができます。
- キッチン周り
- 洗濯槽
- 洋服などの付け置き洗い・しみぬき(色物OK)
- トイレ掃除
- 玄関やベランダのタイル
掃除する場所や洗うものによって変えていた洗剤が、オキシクリーン一つできれいにできてしますのです。
オキシクリーン1つで家中がきれいになります。ただアルカリ性の汚れは落ちません。
掃除したお風呂の床をきれいに保つ方法
お風呂の床を掃除したら、きれいな状態を持続させましょう。これまでと同じようにしていると、またすぐにお風呂の床に汚れが溜まります。
毎日のお手入れは手間のように感じますが、実はこまめにすることでお手入れが楽になりますよ。
きれいな状態が持続することで、気持ちも違いますし習慣化してしまえば苦に感じないですよ。カビが好きな皮脂汚れをきれいにし、湿気を抑えることでカビ繁殖を抑えられます。
下記の手順で行うと早く乾燥させることが可能です。
- 50℃以上のシャワーで汚れを落とす
- 水切りをして吹き上げをする
- 換気、乾燥する
50℃以上のシャワーで汚れを落とす
カビは50℃以上のお湯で死滅すると言われています。50℃以上のシャワーでカビを死滅させ、餌になる皮脂汚れや石鹸カスを残さないように落とすことが大切です。
その日の汚れはその日のうちに落とすと取れやすいです。(汚れは50℃以上でなくても大丈夫です)
水切りをして拭き上げをする
水分が残っていると乾燥に時間がかかりますが、水切りをすることで水滴がなくなり乾燥までの時間が短縮されます。湿気をより早くなくすことがぬめりやカビ発生を抑えます。
吹き上げまでするとさらに乾燥も早いのでおすすめですが、少々手間なので水切りだけでも全然違いますよ。
換気・乾燥する
最後に換気扇を回し、お風呂を乾燥させます。換気をすることで湿気を逃し、カビの発生リスクを下げることに繋がります。
» お風呂掃除を楽にするカビの予防方法
ポイント
新しい空気を循環させることが大切なので、換気扇も定期的に掃除をしましょう。
お風呂の床掃除は簡単
お風呂の床は洗剤を変えて掃除をすることで、簡単に汚れが落ちます。
- 酸性の汚れ→アルカリ性の洗剤(重曹・オキシクリーンなど)
- アルカリ性の汚れ→酸性の洗剤(クエン酸)
アルカリ性の洗剤は沢山ありますが、オキシクリーンでオキシ漬けをすることで、簡単手軽にきれいにできます。オキシクリーンで落ちない汚れはアルカリ性の汚れなので、酸性のクエン酸で掃除をしてくださね。
まずはオキシクリーンで、お風呂の床全体をきれいにしてみてくださいね!