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- お風呂にカビが生えてきたけど、除去する方法がわからない…
- カビ取りする薬品はたくさんあるけど、何が効果的か知りたい…
- お風呂の天井やパッキンのカビ取りをしたいので、必要な道具を知りたい…
お風呂に発生したカビは、ただこするだけでは取れません。市販の洗剤を使っても、なかなか取れないとお悩みの人は多いでしょう。
お風呂に発生したカビ取り方法にはコツがあります。コツを知ればカビを簡単に取ることができ、再び発生するまでの時間を伸ばせます。
この記事では、お風呂のカビ取りに効果的な掃除方法を解説。この記事の内容を実践すれば、今まで取れなかったカビも簡単に除去できます。
効果的なカビ取り方法を知って日々の掃除を楽にしましょう。
お風呂のカビ取りには塩素系漂白剤がおすすめ
まずはカビに関する基礎知識を知っておきましょう。カビの種類や効果的な薬品を知れば、簡単にお風呂を掃除できます。
カビは黒カビとピンクカビの2種類
お風呂場に発生するカビは、2種類です。
カビの種類 | 特徴 |
黒カビ | 黒い粒 なかなか落ちない 塩素系漂白剤が効果的 |
ピンクカビ | 赤いヌメリ 繁殖力が高い 酸素系漂白剤でも落ちる |
特徴が違う2つのカビですが、発生条件は似ています。
- 湿度が高い
- 20〜30度の室温
- 皮脂や石鹸カスがある
カビが発生する前に、予防しておくことが理想的。そもそもカビが発生しない状況を作っておけば、掃除する必要はないからです。
カビが発生してからでも掃除方法を知っていれば問題ありません。
» ピンクカビの発生原因と効果的な落とし方
» お風呂の掃除を楽にするカビの予防方法
黒カビには塩素系漂白剤が効果的
黒カビは酸素系漂白剤では落ちないので、塩素系漂白剤を使うのがおすすめです。塩素系漂白剤には次亜塩素酸ナトリウムが入っており、頑固な黒カビにも効果を発揮します。
ピンクカビは中性洗剤でこすったり、キッチンハイターでつけおきしたりするだけでも取れます。少し頑固でもオキシクリーンなどの酸素系漂白剤を利用すれば手こずりません。
- カビキラー
- キッチンハイター
- キッチンブリーチ
お風呂にカビが発生してしまったら、上記のような塩素系漂白剤を準備しましょう。
塩素系漂白剤は「塩素系カビ取り剤」と表記されることもあります。
カビ取りに塩素系漂白剤を使う注意点
カビ取りに効果的な塩素系漂白剤ですが、注意して使用しなければいけません。塩素系漂白剤は刺激が強いため、人体に影響を及ぼします。
塩素系漂白剤を使用する際には以下の点に注意してください。
- 使用後は換気する
- 酸性洗剤と混ぜない
- 目より高い位置でスプレーしない
- 手袋・マスク・メガネで身体を保護
しっかりと注意点を守れば、問題なく使えます。
注意点を守りつつ、塩素系漂白剤で黒カビを落としましょう。
重曹とクエン酸でも効果あり
塩素系漂白剤ではなく、重曹とクエン酸を使用してもカビ取りに効果があります。重曹とクエン酸を混ぜると二酸化炭素が発生してカビを浮かせるからです。
重曹には雑菌の増殖を抑える効果、クエン酸には酸性で汚れを落とす効果があります。
塩素系漂白剤よりは効果が落ちますが、重曹とクエン酸は人体に害がありません。まずは重曹とクエン酸を使い、カビが取れない場合は塩素系漂白剤を使うのがおすすめです。
» クエン酸を使ったお風呂掃除方法と注意点
お風呂のカビ取り方法
お風呂のカビ取りは、方法さえ知っていれば簡単です。ここからは、具体的に必要なものや手順を解説します。
お風呂のカビ取りに必要なもの
お風呂のカビ取りをするためには、以下のものを用意してください。
必要なもの | 用途 |
塩素系漂白剤 | カビを落とす |
片栗粉 | カビ取り剤をペースト状にする |
長袖 長ズボン ゴム手袋 マスク | 皮膚を守る |
メガネ ゴーグル | 目を守る |
キッチンペーパー | カビ取り剤を浸透させる |
ラップ | 湿布する |
スプレーボトル | カビ取り剤を入れる ※スプレータイプの場合は不要 |
雑巾 | 水気を取る |
上記を準備すれば、安全を考慮した上で効果を最大限に発揮できます。
お風呂の洗い場・壁をカビ取り手順【基本9ステップ】
お風呂の洗い場や壁のカビ取り手順を解説します。洗い場や壁のカビ取りは、9つのステップを実行すれば完了です。
- 皮脂・石鹸カスを落とす
- 乾拭きして乾かす
- 塩素系カビ取り剤を塗布する
- キッチンペーパーをかける
- さらに上から塩素系漂白剤をかける
- ラップをかける
- 15〜60分放置
- シャワーで流してブラシ・スポンジでこする
- 50度以上のお湯で流す
- STEP1:皮脂・石鹸カスを落とす
- お風呂の洗剤で皮脂・石鹸カスを落とします。皮脂や石鹸カスが付着した状態だと、カビ取り剤が密着しにくいからです。
汚れがある状態でカビ取りをしても綺麗に取り除くことができません。お風呂の洗剤でこするとカビではなくただの汚れだったという場合もあります。 - STEP2:乾拭きして乾かす
- 皮脂・石鹸カスを落としたら雑巾で乾拭きしましょう。水分がある状態ではカビ取り剤が薄まり密着しにくいです。
雑巾で拭いてもまだ水分が残る場合には、乾燥させて水分を飛ばします。カビ取り剤を塗布する前に完全に乾いた状態を作ってください。 - STEP3:塩素系カビ取り剤を塗布する
- カビが発生している部分が乾いたら塩素系漂白剤を塗布します。塗布する前に片栗粉と混ぜると汚れに密着しやすいのでおすすめです。
洗面器などに塩素系漂白剤と片栗粉を1:1の割合で混ぜてから塗布しましょう。壁などの垂直面には横方向にスプレーすると効果的です。
垂れるカビ取り剤の範囲を広くし、目地の溝に液が溜まります。
塩素系漂白剤と片栗粉は混ぜても大丈夫?
塩素系漂白剤と片栗粉は混ぜても問題ありません。塩素系漂白剤と混ぜてはいけないのは酸性洗剤です。 - STEP4:キッチンペーパーをかける
- 塩素系漂白剤を塗布したらキッチンペーパーで覆います。キッチンペーパーをかけるとカビ全体に浸透して液が垂れません。
お風呂全体がカビに覆われている場合は一面がキッチンペーパーになって大変ですが、塩素系漂白剤をカビに浸透させるのが大切です。こすって傷つけてしまうと隙間にカビが入り込んで取れなくなります。 - STEP5:さらに上から塩素系漂白剤をかける
- キッチンペーパーをかけた上から、さらにカビ取り剤をスプレーしてください。追加でカビ取り剤をかけると隙間なく全体に浸透させられます。
密着していない部分があるとカビが残ってしまうので注意しましょう。 - STEP6:ラップをかける
- キッチンペーパーに浸透させたら上からラップをかけます。ラップすると水分の蒸発を防ぐことができ、時間が経っても効果が落ちません。
面倒ですが、このひと手間が大きい効果を発揮します。 - STEP7:15〜60分放置
- ラップをかけた後は15〜60分ほど放置します。カビに薬剤を浸透させるためです。
時間の長さは汚れの強さによって調整してください。カビ取り剤を浸けた時間が長いほど汚れが落としやすいです。
汚れの強さがわからなければとりあえず60分放置しましょう。 - STEP8:シャワーで流してブラシ・スポンジでこする
- カビにしっかり薬剤を浸透させたら軽くシャワーで流します。シャワーを流してもまだカビが残っていたらブラシやスポンジでこすってください。
残っているように見えてもカビはすでに死滅しています。軽くこすっただけでも取り除くことが可能です。強くこすって傷をつけないように注意しましょう。 - STEP9:50度以上のお湯で流す
- 仕上げに50度以上のお湯で流してください。カビは40度以上では生育できないので予防に繋がります。
» お風呂掃除を楽にするカビの予防方法 - チェックポイント
- 全体に隙なくお湯をかけ、1箇所につき5秒以上が理想です。自宅のシャワーは通常40度程度に設定されているため最大まで温度を上げて流しましょう。
お風呂の浴槽をカビ取りする方法
お風呂の浴槽をカビ取りする場合は、つけおきが簡単です。お湯を溜めた浴槽に、塩素系漂白剤を入れるだけで綺麗にできます。
- 浴槽に30〜60度のお湯を溜める
- 塩素系漂白剤を入れる
- 30分ほど放置
- 通常通りお風呂掃除する
- STEP1:浴槽に30〜60度のお湯を溜める
- カビの発生している部分が浸かるようにお湯を溜めます。
- STEP2:塩素系漂白剤を入れる
- 商品に記載してある規定量の塩素系漂白剤を入れます。つけおきの場合は、カビキラーのようなスプレータイプをよりもキッチンハイター・キッチンブリーチの方が使いやすくておすすめです。
- STEP3:30分ほど放置
- 塩素系漂白剤を入れたら30分ほど放置してください。
- STEP4:通常通りお風呂掃除する
- 溜めていたお湯を抜き、いつも通りに掃除します。
頑固な黒カビが発生している場合は除去できません。洗い場や壁のカビ取りと同じ方法で掃除してください。
ピンクカビなどの軽い汚れであれば、つけおきで十分対応できます。
» お風呂の浴槽掃除方法を汚れ別に解説
» お風呂のつけ置き洗いの手順と注意点
お風呂の天井をカビ取りする方法
お風呂の天井をカビ取りする場合は、柄のついたスポンジか掃除ワイパーを準備しましょう。天井でも踏み台を使うことなく届きます。
- スポンジに塩素系漂白剤をつける
- 天井のカビ部分に塗布
- 15分〜60分放置
- 50度以上のお湯で洗い流す
- STEP1:スポンジに塩素系漂白剤をつける
- できればヘッドが360度回転するスポンジがおすすめです。無理な体勢にならず簡単に掃除できます。
- STEP2:天井のカビ部分に塗布
- 天井のカビ取りは薬品が落ちてくるので十分に注意してください。
- STEP3:15分〜60分放置
- 汚れの強さによって調整します。汚れの強さがわからない場合は60分放置してください。
- STEP4:50度以上のお湯で洗い流す
- カビ予防のためにも50度以上のお湯で洗い流します。熱いので天井から落ちてくるお湯に気をつけてください。
お風呂のゴムパッキンをカビ取りする方法
お風呂のゴムパッキンにカビが発生している場合、平らな面よりも落としにくいです。
- ジェルタイプの塩素系漂白剤を塗る
- 15分〜60分放置
- 50度以上のお湯で洗い流す
ゴムパッキンは傷つきやすいためこするのは厳禁です。傷がついてしまうと隙間の奥までカビが入り込み取れなくなります。
- STEP1:ジェルタイプの塩素系漂白剤を塗る
- しっかりと薬剤を浸透させるためにも、ジェルタイプの塩素系漂白剤をおすすめします。
- STEP2:15分〜60分放置
- 汚れの頑固さによって時間を調整してください。わからない場合は60分放置しましょう。
- STEP3:50度以上のお湯で洗い流す
- 再びカビが発生しないように、50度以上のお湯で洗い流します。
カビが取れない場合は、数回に分けてください。
賃貸でゴムパッキンのカビが落ちない場合は、交換してもらえる可能性があります。カビが頑固で落ちない場合は、管理会社に連絡してみましょう。
お風呂のカビ取りは簡単
お風呂に発生するカビは、簡単に除去できます。ただ単にこするだけではなく、塩素系漂白剤の使用がおすすめです。
基本的に以下の手順で作業すれば、頑固な黒カビでも取れます。
- 皮脂・石鹸カスを落とす
- 乾拭きして乾かす
- 塩素系カビ取り剤を塗布する
- キッチンペーパーをかける
- さらに上から塩素系カビ取り剤をかける
- ラップをかける
- 15〜60分放置
- シャワーで流してブラシ・スポンジでこする
- 50度以上のお湯で流す
お風呂に発生したカビを放置すると、アレルギーの原因など人体への影響が出る可能性もあります。この記事で解説したカビ取り方法を実践し、綺麗な状態のお風呂を保ってください。
効果的なカビ取り方法でお風呂を簡単に綺麗にしましょう。