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- クエン酸はどんな汚れに効果的なのか分からない…
- クエン酸を使ったお風呂掃除の方法が知りたい!
- お風呂掃除にクエン酸を使うときの注意点を知りたい
天然成分のクエン酸は、お風呂掃除の汚れをしっかり落としてくれます。しかし、使い方や注意点を知らないと汚れが落ちなかったり、お風呂を傷つけたりすることがあるのも事実です。
この記事では、クエン酸を使ったお風呂掃除の方法と注意点を徹底解説します。お風呂の水垢の汚れは、掃除したい場所に合わせて「クエン酸スプレー」「クエン酸パック」「クエン酸つけおき」を使うことでしっかり落とせます。
クエン酸を使いこなしてお風呂をきれいにしましょう。
クエン酸で落ちる!お風呂の汚れ
お風呂の汚れには次の4つがありますが、クエン酸は水垢に効果的です。
汚れ | 汚れの性質 | 効果的な掃除方法 |
水垢 | アルカリ性 | クエン酸 |
赤カビ | 酸性 | 重曹 |
皮脂汚れ・石鹸カス | 酸性 | 重曹 |
黒カビ | – | クエン酸+重曹 |
クエン酸とは
クエン酸は白い粉末状のもので、弱酸性です。柑橘系のフルーツにも含まれる成分で、天然成分で掃除ができると注目を浴びています。
酸性なのでアルカリ性の汚れと中和し、落とすことができます。
クエン酸は水垢に効果的
クエン酸は水垢に効果的です。水垢は白色のざらざらした汚れで、水道水が蒸発することでマグネシウムやカルシウムなどの成分が残り、汚れとなります。
水垢はアルカリ性の汚れなので、酸性の成分を含むクエン酸でスッキリ落とせますよ。
クエン酸を使ったお風呂の掃除方法
クエン酸を使ったお風呂掃除といっても、場所別に効果的な掃除方法が変わります。場所ごとに掃除方法を変えることで、汚れをきれいスッキリ落とすことができますよ。
お風呂の場所別の掃除方法は次の通りです。
- 壁や床:クエン酸スプレー+ブラシ
- 鏡や蛇口:クエン酸パック+スポンジ
- 洗面器など小物:クエン酸つけおき+スポンジ
- 浴室のドア:クエン酸スプレー+布
- シャワーヘッド:クエン酸つけおき+歯ブラシ
お風呂の壁や床の掃除方法
お風呂の壁や床は、クエン酸スプレーを使ってブラシでこすりましょう。掃除範囲が広いため、一気に掃除が進みます。
必要なアイテムは次の通りです。
- クエン酸
- スプレーボトル
- 掃除用ブラシ
- キッチンペーパー
- ラップ
お風呂の壁や床の掃除方法は次の通りです。
- スプレーボトルに水とクエン酸を入れる
- 汚れにクエン酸スプレーを吹きかける
- ブラシでこする
- ①スプレーボトルに水とクエン酸を入れる
- スプレーボトルに200mlの水とクエン酸を小さじ1入れ、軽く混ぜ合わせます。
- ②汚れにクエン酸スプレーを吹きかける
- 落としたい汚れに①で作ったクエン酸スプレーを吹きかけ、5~10分程度待ちます。
5~10分後に軽くブラシでこすり落ちない場合は、クエン酸スプレーを吹きかけた部分にキッチンペーパーをかぶせ、その上からクエン酸水を吹きかけます。更に、その上からラップをかぶせて2~3時間置いてください。 - ③ブラシでこする
- 時間がたったら汚れた部分をブラシでこすり、お湯で流します。
ラップとキッチンペーパーを使った場合は、はがしてからブラシでこすってくださいね。
» 簡単にきれいを保つお風呂の壁の掃除方法
» 簡単に汚れを落とすお風呂の床の掃除方法
鏡や蛇口の掃除方法
鏡や蛇口は、クエン酸パックをしてスポンジでこすりましょう。
鏡や蛇口は水垢がつきやすく、頑固な汚れであることが多いです。
クエン酸パックをしてあげると汚れが浮き、落ちやすくなります。鏡や蛇口は傷つきやすく形が入り組んでいるため、細かい部分を洗いやすいスポンジを使うのがおすすめです。
必要なアイテムは次の通りです。
- クエン酸
- スプレーボトル
- スポンジ
- ラップ
鏡や蛇口の掃除方法は次の通りです。
- スプレーボトルに水とクエン酸を入れる
- 蛇口や鏡にクエン酸スプレーを吹きかける
- ラップでパックをする
- スポンジでこする
- ①スプレーボトルに水とクエン酸を入れる
- スプレーボトルに200mlの水とクエン酸を小さじ1入れ、軽く混ぜ合わせます。
- ②蛇口や鏡にクエン酸スプレーを吹きかける
- 蛇口や鏡にまんべんなく①で作ったクエン酸スプレーを吹きかけます。
- ③ラップでパックをする
- クエン酸スプレーを吹きかけた蛇口や鏡全体にラップをかぶせ、2~3時間待ちます。
- ④スポンジでこする
- 時間がたったらラップをはがして、蛇口や鏡をスポンジでこすります。ある程度汚れが落ちたらお湯で洗い流しながら、スポンジで仕上げ磨きをしましょう。
固くて目が粗いスポンジで磨くと傷つく恐れがあるので、柔らかいスポンジを使ってくださいね。
洗面器など小物の掃除方法
洗面器やお風呂の椅子、おもちゃなどの小物はクエン酸水につけおき、スポンジでこすりましょう。小物は穴が空いているなど形が複雑なので、全体にクエン酸水を染み込ませられる「クエン酸水つけおき+スポンジ」が効果的です。
必要なアイテムは次の通りです。
- クエン酸
- スポンジ
洗面器など小物の掃除方法は次の通りです。
- 残り湯にクエン酸を入れ、混ぜる
- 小物を入れて放置する
- スポンジでこする
- ①残り湯にクエン酸を入れ、混ぜる
- お風呂上りに、湯船に小物が全体が浸かるくらいお湯を残します。残り湯にクエン酸を1カップ入れ、軽く混ぜ合わせます。
- ②小物を入れて放置する
- 小物を全て湯船に入れて、2~3時間つけおきます。
- ③スポンジでこする
- 2~3時間たったら、小物をスポンジでこすります。
細かい部分までしっかりスポンジでこすり、お湯で洗い流しましょう。
浴室のドアの掃除方法
浴室のドアはクエン酸スプレーを吹きかけ、布で拭き取りましょう。浴室の外に水が漏れないために「クエン酸スプレー+布」が効果的です。
スポンジやブラシでも洗えますが、汚れを最後に洗い流す必要があります。浴室の外に水が漏れ出ることがあるため注意が必要です。
必要なアイテムは次の通りです。
- クエン酸
- スプレーボトル
- 布
浴室のドアの掃除方法は次の通りです。
- スプレーボトルに水とクエン酸を入れる
- 汚れにクエン酸スプレーを吹きかける
- 布で拭き取る
- ①スプレーボトルに水とクエン酸を入れる
- スプレーボトルに200mlの水とクエン酸を小さじ1入れ、軽く混ぜ合わせます。
- ②汚れにクエン酸スプレーを吹きかける
- 落としたい汚れに①で作ったクエン酸スプレーを吹きかけ、5~10分程度待ちます。
- ③布で拭き取る
- 5~10分程度たったら汚れた部分を布で拭き取り、お湯で流します。
シャワーヘッドの掃除方法
シャワーヘッドはクエン酸水につけおきし、歯ブラシで洗いましょう。シャワーヘッドは水が出る穴など細かい部分の汚れを落とすため「クエン酸水つけおき+歯ブラシ」が効果的です。
つけおきは小物類と一緒でも問題ないため、小物類があるときは一緒につけおくと余分な時間や手間がかかりません。
必要なアイテムは次の通りです。
- クエン酸
- 歯ブラシ
シャワーヘッドの掃除方法は次の通りです。
- 洗面器にクエン酸を入れ、混ぜる
- シャワーヘッドを分解し、クエン酸水につける
- 歯ブラシでこする
- ①洗面器にクエン酸を入れ、混ぜる
- 洗面器にお湯をはり、200mlあたりクエン酸を小さじ1入れ、軽く混ぜ合わせます。
- ②シャワーヘッドを分解し、クエン酸水につける
- シャワーヘッドを分解し、①の洗面器に入れて半日程度つけおきます。
- ③歯ブラシでこする
- 時間がたったら、シャワーヘッドを歯ブラシでこすります。水が出る穴までしっかり歯ブラシでこすり、お湯で洗い流しましょう。
クエン酸で落ちない・白くなった場合は重曹!
クエン酸で落ちない汚れや白くなった汚れには重曹を使いましょう。
皮脂汚れ、石鹸カスが含まれる場合は酸性の汚れであるため、アルカリ性のクエン酸では落ちません。また、クエン酸で洗うことで汚れが白くなってしまいます。
この場合は、重曹を使うことで中和され、しっかり汚れが落ちますよ。
重曹とクエン酸は混ぜると危険?
重曹とクエン酸は混ぜても、特に体に危害はありません。弱アルカリ性の重曹と弱酸性のクエン酸を混ぜると、中和され中性になります。
混ぜると気泡が発生しますが、重曹に酸が混ざることで化学反応が起こり、二酸化炭素が発生しているだけなので心配不要ですよ。
お風呂のクエン酸掃除の注意点
クエン酸は天然成分なので安全性が高いですが、使い方を間違えるとお風呂が傷ついたり、体に危害が加わったりします。
クエン酸掃除をするときは、次の2点に注意しましょう。
- 塩素系漂白剤と併用しない
- 大理石、アルミ素材には使用しない
塩素系漂白剤と併用しない
塩素系漂白剤とクエン酸は絶対に併用しないよう注意してください。塩素系漂白剤と併用すると有毒な塩素ガスが発生し、体に危害が加わります。
少しでも混ざると塩素ガスが発生するため、どちらかを使った後はしっかり洗い流し、1日程度あけてから使うようにしましょう。
塩素系漂白剤は、カビを落とすために使用するなど、お風呂掃除で使われることがあるため、注意が必要です。
» お風呂のカビの効果的な掃除手順
大理石、アルミ素材には使用しない
大理石やアルミ素材には、クエン酸は使用しないよう注意してください。クエン酸を使うと化学反応を起こし、大理石やアルミ素材の成分を溶かしたり、さびさせたりします。
お風呂を傷つけないためにも、あらかじめお風呂の素材を確認しましょう。
簡単に買える!クエン酸お風呂掃除アイテム
クエン酸スプレーを自分で作るのが面倒な人は、クエン酸のお掃除アイテムを購入するのがおすすめです。クエン酸スプレーを自分で作る必要がないので、掃除をしたいと思ったときにすぐ掃除でき、手間を省けます。
クエン酸スプレー
クエン酸スプレーは、スプレーボトルにクエン酸水が入っていて、開けるだけで使えます。Amazonや100円ショップで買えますよ。
ダイソーの「クエン酸クリーナー」は、汚れがしっかり落ち、280ml程度と分量もあります。
クエン酸シート
クエン酸シートはクエン酸水が含まれたシートです。蛇口や浴室のドアを拭くなどポイントを絞って掃除をしたいときに気軽に使えます。
こちらもAmazonや100円ショップで買えますよ。ダイソーの「落ち落ちV おそうじシート」は、18枚入りで売られています。
ただし、クエン酸シートは軽い汚れ向けであり、頑固汚れには向いていません。
長年掃除をしていない場合は「クエン酸パック」の方法で掃除をしましょう。
お風呂の水垢を予防する方法
水垢は少し手間をかけるだけで、予防できます。クエン酸を使った大変な掃除の頻度を下げるために、次の方法で水垢を予防しましょう。
水垢を防ぐ方法は次の3つです。
- 水滴を拭き取る
- 換気する
- こまめに掃除する
水滴を拭き取る
水垢は水分が原因で発生するため、水滴を残さないように気を付ければ防げます。
お風呂上がりに毎回、タオルや水切りワイパーで軽く水滴を拭き取りましょう。
軽く水滴を拭き取るだけでも、かなり効果がありますよ。
換気する
タオルや水切りワイパーで水滴を拭き取っても、完全に水分はなくなりません。
水分をできる限り残さないように、換気をして、残っている水分をとばしましょう。水滴を拭き取ったあとは毎回すぐ換気をすると効果的です.
難しい場合はできる限り早く換気をしてくださいね。
こまめに掃除する
水垢は、ついたばかりであれば簡単に落とせます。なかなか落ちない水垢になる前に、こまめに掃除をして落としましょう。
掃除は1日1回程度、中性洗剤を使って行うのがおすすめです。
中性洗剤なら肌に優しく、酸性である皮脂汚れやアルカリ性である水垢など軽い汚れならどちらも落とせるため、普段使いに向いています。
» お風呂掃除を楽にする方法とタイミング
クエン酸は肌荒れの可能性やアルカリ性の汚れにのみ効果があります。
月1回など汚れが少し溜まったタイミングで行うのがおすすめです。
クエン酸を使ってお風呂をきれいにしよう!
早速クエン酸を使って、お風呂をきれいに掃除しましょう。
クエン酸は水垢の汚れに効果的です。水垢がついている場所ごとに分けて、次のように掃除をしましょう。
- 壁や床:クエン酸スプレー+ブラシ
- 鏡や蛇口:クエン酸パック+スポンジ
- 洗面器など小物:クエン酸つけおき+スポンジ
- 浴室のドア:クエン酸スプレー+布
- シャワーヘッド:クエン酸つけおき+歯ブラシ
塩素系漂白剤との併用や、大理石・アルミ素材へは使用できないので注意してください。
お掃除アイテムをAmazonや100円ショップで揃えたり、汚れを予防したりすることで、頑固汚れになりにくく、掃除が簡単になりますよ。
この記事を参考に、今までなかなか落ちなかった気になる汚れをスッキリ落としてくださいね。